遺伝学や人工知能(AI)、ロボット工学などの研究と技術革新によって、人類は2020年までに差し引き500万人分以上の職を失う可能性があると、世界経済フォーラム(WEF)の調査が示しました。
管理などホワイトカラーの仕事が失われる職の3分の2を占めるそうで、コンピューターと数学、建築、工学関連の仕事は増えると予想されています。
2020年ってあと4年!ホントにすぐの話です。何年か前によく情報革命という言葉を耳にしましたが、ロボットなどの台頭によって職のありかたが大きく変化する時期が来ているんですね。
WEFの創設者であるクラウス・シュワブ会長と役員のリチャード・サマンズ氏は「ザ・フューチャー・オブ・ジョブズ(職の未来)」というリポートで、技術変革によって先進・新興合わせて15の主要国・地域で20年までに約700万人の職が失われる一方、200万人分が創出されると試算しています。
当スクールでは小学生、中学生がロボットやプログラミングを学んでいますが、このような流れは、今の子ども達が大人になるころには、もっともっと加速しているように思います。
大人になるといっても、今の小学3年生(10歳)の子が、大学を出る22歳、24歳まであと10年ちょっと、あっという間です。
WEFは物理的、電子的、生物学的なそれぞれの分野の境界線があいまいになっている状況が第4次産業革命に相当すると位置付け、年次総会のテーマにするそうで、WEFのリポートでは、「技術変革が人材不足と大量失業、格差拡大をもたらすという最悪のシナリオを避けるためには、今日の労働者たちの再訓練と技能向上が必須だ」としているそうです。
ロボットプログラミング教室の子ども達が将来、ロボットに使われる側ではなく、技術者側として世の中の役に立てる大人に育ってくれるよう、私も頑張りたいと思います。
原題:Rise of the Robots Will Eliminate More Than 5 Million Jobs(抜粋)